膝はどこまで曲がればいいの!?~生活に必要な膝の可動域~
加齢・生活習慣
膝はどこまで曲がればいいの!?~生活に必要な膝の可動域~
関節可動域の目標を立てる
初回のリハビリでは、必ず、現在の身体の状態を確認して、目標を立てることからスタートします。
その一つの方法として、関節の可動域の測定を行っていきます。
可動域とは、問題なく動くことのできる範囲のことを言います。
膝を曲げた時の参考可動域は130°ですが、
日常生活では、歩く、走る、階段、正座など、動作によって必要な膝の曲がる角度が変わってきます。
「痛みや不安なく走りたい!」
「階段を上り下りしたい!
「正座をしたい!」
など目標は人それぞれなので、
「この動作をしたいから、この関節の可動域を向上させよう!」と考えていくと目標は明確になります。
目標に合わせて、どれくらい可動域が必要か?を知ることで、目標が立てやすくなります。
動作ごとに必要な可動域
動作ごとに必要な可動域をまとめてみました。
歩く:80°
走る:135°
椅子から立ち上がる・座る:約90-100°
階段上り:約80°-100
階段下り:約100°-120
しゃがむ:120°-130°
自転車:120°
正座:150°以上
日常生活の動作は膝の可動域だけでなく、いろんな要素が関係していますが、
まずは一つの目安として、膝の可動域向上を意識していくことが重要です。
ぜひ参考にしてみてください。