半月板損傷でよくある膝のロッキングとは?
半月板損傷でよくある膝のロッキングとは?
初めまして、コンシェルジュの阿保(あぼ)と申します!
早速ですが、皆さまは突然膝がロックされたように動かせなくなる状態である
ロッキングに悩んだ事はありますか?
本日はこの、突然起こってしまうロッキングについてお話して参ります。
ロッキングは、何らかの理由で膝関節内を漂っている浮遊物(例えば半月板組織、骨、軟骨などのかけら)が、何かの拍子に関節の隙間に挟まってしまったときに起こるんです。
これは膝が動かないだけでなく激しい痛みを伴うので、歩くことも困難になってしまいます。
ロッキングには前兆がある!
激痛が起こる前に以下のような症状が現れる傾向もあります。
このサインが見られたら要注意。見逃さずに注意しましょう。
・膝が引っ掛かったような痛みがある
・膝に力が入らない
・膝が抜けるような感覚がある
・膝関節部が腫れて膨らんでいる
・スポーツなどで膝を打った後、痛みが長く続いている
ロッキングの原因となる疾患は、主に半月板損傷、変形性膝関節症などです。
半月板損傷
半月板損傷はロッキングの原因として最も頻繁にみられます。
歩いたりしゃがんだりといった何気ない動作をするだけでも、膝関節には体重の何倍もの負荷がかかります。
半月板は、そうした負荷を和らげるために備わっている、クッションの役割を担っています。
この半月板が、外からの強い衝撃や経年劣化によって、断裂したり亀裂が入ったりした状態を半月板損傷と言います。
損傷を受けた半月板が関節の隙間に挟まることでロッキングが生じます。
変形性膝関節症
摩耗した軟骨のすり減りに端を発し、ひざを曲げたり伸ばしたりするときの違和感や、
何か動作を行ったときに痛むといった症状から、慢性的な炎症による強い痛みが継続するといった症状へと進行していくのが特徴です。末期には軟骨が完全に失われて骨と骨が直接触れ合うようになり、その結果、骨の損傷や関節の変形をきたすようになります。
ロッキングを繰り返す場合はMRI検査を
巷には自分でロッキングを解除する方法などが動画で紹介されていますが、一般の方が不用意に行うと状態がさらに悪化してしまう可能性もあります。
ロッキングが起こってもご自分で対処することは控えて、必ず医師の診察を受けるようにしてください。
何度もロッキングに悩まされる方、根本から治したいとお考えの方は、
まずはMRIできちんと検査して原因を突き止めましょう。
もし膝の中の浮遊物が原因であれば、それを取り除く治療(関節鏡手術など)の必要性を医師とともに検討してください。
当院でも、近隣の検査機関と連携してMRI検査を受け付けております。
原因不明の痛みにお悩みの方や、痛みの原因の解決につながる根本的な治療をご希望であればぜひご相談くださいませ❀