膝の痛みでお悩みのかたが、毎日クリニックにいらっしゃいます。

そのほとんどが、年齢による変化によって生じる変形性膝関節症と診断されます。

それでは変形性膝関節症は根治できるのでしょうか？

答えはNOです。

現在の医学では、一生この疾患とつきあっていくしか手はありません。

我々が行っている再生医療も、当然根治治療ではありません

何なのか？？

「対症療法」になります。

※対症療法とは、疾病の原因に対してではなく、主要な症状を軽減するための治療を行い、自然治癒能力を高め、かつ治癒を促進する療法である（後藤稠：最新医学大辞典、医歯薬出版、1987、p880）

それでは変形性膝関節症の末期のかたに行われることが多い人工膝関節置換術は？

「標準治療」になります。

※標準治療とは、科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、ある状態の一般的な患者さんに行われることが推奨される治療をいいます（国立がん研究センターがん情報サービスHPより引用）

それぞれの治療の立ち位置がお分かりいただけたと思います。

そして人によってどちらの治療方法が効果があるかは、個人差があります。

患者様一人一人に合った治療方法をご提案し、一緒になって膝の痛みに向き合うことを心がけています。

ご興味のある方はご予約をお願いいたします。